繊維特性に起因する苦情から-17

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
        【 麻 ・ 毛 ・ 絹  】
  4.  毛の特性に係わる品質苦情
4-1  羊毛(ウール)の特性に関する苦情
4-1-5  羊毛(ウール)特有の臭い
 羊には野原で飼育されているので繊維には夾雑物やほこりが付着し、
皮膚からの皮脂汚れなども付いている。
洗毛工程でこれらの汚れが洗い落とされるが完全ではない。
学生服に多い苦情であるが、雨の日に着用すると、羊毛の残留汚れの臭いや
毛の組成である硫黄のいやな臭いが下から顔のあたりに上がってくるという
苦情があった。
乾燥しているときは臭いはないが、湿り気を帯びると臭いが漂う。
臭いを取るために、洗浄したり熱風乾燥させたりしても衣服になってからでは
臭いは簡単に除去できない。
やはり原反の仕上加工段階で十分洗浄し臭いの原因を取り除いておくべきである。
4-1-6    学生服や制服のテカリ
  学生服や会社の制服には羊毛(ウール)100%または羊毛とポリエステル混紡
のサージ(2/2の斜文織)が多く使われており、毎日のように学校や会社で着用されるので着用条件は過酷である。
学校の椅子はほとんど木製であり、上着の後身は椅子の背もたれと、またズボン
やスカートのお尻部分は板張りの椅子との摩擦や押圧で光ってくる。
この光り方はテカリとか悪光りと呼ばれている。
テカリの原因は繊維のスケールがすり減ってフラットになること、そして、学生服は
黒や濃紺の無地のサージが多く、たて糸が多く出ているのでテカリが目立ちやすい
ことがあげられる。
 最近の学生服は先染めの柄織や中間色のものが増えて、テカリも以前ほど
問題ではなくなってきた。

 

住所・アクセス

大阪府大阪市住吉区長居2-12-10

御堂筋線 長居駅より徒歩2分

JR 長居駅から徒歩1分

大きな地図で見る

営業時間

月〜土 7:00〜19:30

※定休日:日曜・祭日

お気軽にご相談ください

大阪市内 集配

大阪市内 集配

大阪市住吉区、東住吉区、阿倍野区の方

日本全国宅配サービス

日本全国宅配サービス

日本全国どちらでも、シミ抜き・クリーニング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です