繊維特性に起因する苦情から-18

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
        【 麻 ・ 毛 ・ 絹  】
  4.  毛の特性に係わる品質苦情
4-1  羊毛(ウール)の特性に関する苦情
4-1-7   アイロン・プレスがけによるアタリ
 アタリは縫い目に沿って縫い代の段差があるところに出る悪光り現象である。
縫い目には縫い代があるためその部分は倍ぐらいの厚さになる。
アイロンやプレスをすると段差の厚みのあるところに押し圧が大きくかかり、
生地が押しつぶされてフラットになり光沢がでる。
羊毛(ウール)は捲縮(クリンプ)あるため生地に嵩性があり押し圧でつぶされやすので、浮かし気味にアイロンを掛けることが必要である。
クリーニング店に出してアタリが目立つものは仕上げ技術に問題があるといえる。
羊毛のアイロンがけ絵表示は通常、中温「当て布」である。
4-1-8    捺染柄反転(リバース)
 羊毛(ウール)のシングルニット、例えば天竺のプリントと柄のセーターを着用すると、わきの下の部分では表側のプリント柄が裏側に移動してぼやけ、逆に裏側の白っぽい生地面に表側のプリント柄が薄く現れてくる。
わきの下部分のプリント柄がぼやけ外観が悪くなるので、電車の中で「つり革につかまれない」という苦情が出る。
表側の柄がぼやけ、裏側に柄が移ってくるので「捺染柄反転」または「リバース」と呼ばれる。
わきの下は汗の水分を吸収し、着用中はもみ作用を受けるため、羊毛のフエルト化現象が起きる。
この現象はダブルニットや織物ではほとんど見られない。
捺染柄反転を防止するには
①ウールの脱スケール加工を行う。
②わきの下にはっすい性を付与する。
③捺染柄を大きな柄にする。
など対応策が考えられる。

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