有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
【 麻 ・ 毛 ・ 絹 】
4. 毛の特性に係わる品質苦情
4-2 特殊獣毛の特性に関する苦情
4-2-2 水滴による毛並みの乱れ
カシミヤのビーバー仕上げのオーバーコートは、毛並みが揃い美しい光沢が
あって高価である。
突然雨に会い水滴がかかると、乾いた後水滴が付いたところは毛並みがわずかに
乱れ光沢が変化してしみのように見える。
いくらブラシをかけても元のきれいな毛並みに戻すことはできない。
特に苦情として申し出られた場合は、あらゆる角度からしみ部分をチェックされるので、毛並みを揃えても「これでよい」と簡単に了解してもらえないことが多い。
あって高価である。
突然雨に会い水滴がかかると、乾いた後水滴が付いたところは毛並みがわずかに
乱れ光沢が変化してしみのように見える。
いくらブラシをかけても元のきれいな毛並みに戻すことはできない。
特に苦情として申し出られた場合は、あらゆる角度からしみ部分をチェックされるので、毛並みを揃えても「これでよい」と簡単に了解してもらえないことが多い。
毛繊維の表面ははっ水性があり水滴が付いてもすぐには吸収されないので、吸収される前に水滴を払い落とし、拭き取って陰干しをすることが必要である。
4-2-3 アンゴラ入りセーターの収縮と毛抜け
アンゴラはアンゴラ兎の毛で、わた毛と剛毛がある。
特有の多孔質構造になっているため、容積当たりの質量が獣毛のなかでは
最も少ない。
多くの空気を含み保温性があり、顕微鏡で繊維の側面を見ると多孔質の独特
の構造が見えるので容易に鑑別できる。
特有の多孔質構造になっているため、容積当たりの質量が獣毛のなかでは
最も少ない。
多くの空気を含み保温性があり、顕微鏡で繊維の側面を見ると多孔質の独特
の構造が見えるので容易に鑑別できる。
1980~1985年頃、アンゴラ入りセーターが流行し、①クリーニング収縮する
②フエルト化する③③毛抜けして他の衣料に付着するなどの苦情が続発した。
その時の代表的なセーターの組成はアンゴラ70%、ウール20%、ナイロン10%の
ものが多く、風合いを柔らかくするために太番手の甘撚りの編糸わ使用し、密度が
粗くアンゴラの白い長い毛を 表面に長く出した生地であった。
ドライクリーニングは水を使わないが毛繊維自体に水分を多く含んでいる場合
あり、また溶剤にドライソープを付加すると水分が加わり、「ドライクリーニングに
出したのにフエルト収縮した」という問題が多く出た。
②フエルト化する③③毛抜けして他の衣料に付着するなどの苦情が続発した。
その時の代表的なセーターの組成はアンゴラ70%、ウール20%、ナイロン10%の
ものが多く、風合いを柔らかくするために太番手の甘撚りの編糸わ使用し、密度が
粗くアンゴラの白い長い毛を 表面に長く出した生地であった。
ドライクリーニングは水を使わないが毛繊維自体に水分を多く含んでいる場合
あり、また溶剤にドライソープを付加すると水分が加わり、「ドライクリーニングに
出したのにフエルト収縮した」という問題が多く出た。
アンゴラの長い毛を表面にだして柔らかくふっくらした感じを出したセーターは、
着用中に毛が抜けて空中を浮遊したり他人の衣服に付着したりする。
「お正月に新しいセーターを着たら、お雑煮の中に白い毛(アンゴラ)が入ったという
申し出もあった。
着用中に毛が抜けて空中を浮遊したり他人の衣服に付着したりする。
「お正月に新しいセーターを着たら、お雑煮の中に白い毛(アンゴラ)が入ったという
申し出もあった。
しかし、最近はアンゴラ入りセーターが減り苦情も少なくなっている。
住所・アクセス
営業時間
月〜土 7:00〜19:30
※定休日:日曜・祭日
