繊維特性に起因する苦情から-25

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
        【 麻 ・ 毛 ・ 絹  】
5    絹の特性に係わる品質苦情

5-5  染色堅牢度に関する苦情
5-5-1   汚染
 絹製品の染色堅牢度を向上させる手ためにこれまで多くの研究が行われてきたが、絹の染色については手工芸的な工程もかなり残っていて、色なきするのも当然というものもある。
女児が七五三に着物を着るときつけた赤色の帯揚げが濡れて色なきしたという苦情があった。
帯揚げは柔らかい薄地の装飾的な絹織物で、大人物では絞り模様の入った高級品もある。
子供用は赤とか黄色の無地染めが多く、一回しか着ない七五三の着物ということで染色後のソウピングが十分に行われないものが多い。
このような商品は水に濡れると色なきしたり汚染するは当然である。
  大人の帯揚げは淡色が多く、染色堅牢度が極端に悪いものはないとおもわれるが、濡れた場合はやはり色なきしやすいので子供の七五三の帯揚げとは同様に雨の日の着用には十分注意を払うことが必要である。
5-5-2   家紋入れ
 和服の紋付は仕立てられてから、または購入されてから家紋が入れられる。
最近では熱転写紙によって家紋を入れる方法もあるが、和服地の黒と家紋の黒の
色調が合わないため、永年職人の手によって家紋が墨で描かれている。
雨で濡れて紋が泣きしたとき家紋を描き直す必要がある。
描き直すにはまず色泣きした紋を漂白剤や鶯の糞などで紋洗いをする。
そのとき漂白液が毛細管現象でごくわずか紋の枠からはみ出して広がり、仕上がった後でよく見ると、周りが白っぽくなっていることがある。
家紋を墨で入れるやり方の他に何か良い方法がないものかと思われるが、紋付き
になどの需要が減っていく現在、改善の兆しが見えないようである。

 

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