繊維特性に起因する苦情から-30

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
        【 再生繊維・アセテート・ポリエステル  】
8    ポリエステル繊維の特性に係わる品質苦情
 8-1 変退色に関する品質苦情
  ポリエステルの染色は分散染料を用い高温高圧で行われ、繊維表面に
残る未染着染料は染色の最後の還元洗浄で除去される。
繊維内部では染料が物理的結合で染着しているだけで結合は強くないため、
染色後の工程で熱が加えられたり、また繊維表面に樹脂が塗布(コーティング)
されたりすすると樹脂と染料の親和性によって染料が繊維の中から表面に
出てきて未染着の状態で留まるので、ウォータースポット、色なき、昇華汚染
などの原因になる。
8-1-1   ウォータースポット
 衣服に水滴がかかると繊維表面に残る未染着染料は水滴と同時に移動(ブリード)
して「ウォータースポット」と呼ばれるしみになる。
濃色やプリントの生地ではしみは目立たないが、中間色の無色のフィラメント〈加工糸を含む)織物の場合はしみが目立ち苦情になる。
しみと思いつまみ洗いするとしみは更に大きくなるだけで、しみを除去することはできない。ポリエステル100%の衣服は全体洗いをすればしみはなくなるが、1回だけ洗っただけでは再び水滴がかかるとしみができる。
「このようなことが分かっているのであれば、どうして原反の段階で完全に洗浄しないのか」と反論される。
 しかし、還元洗浄で未染着を除去してもその後の工程でプレスやアイロンの熱がかかると染料が繊維の表面に出てることがあるので、中間色の無色の生地でウォータースポットが生じるのはある程度避けることができないことと思われる。

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