繊維特性に起因する苦情から-31

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
        【 再生繊維・アセテート・ポリエステル  】
8    ポリエステル繊維の特性に係わる品質苦情
 8-1 変退色に関する品質苦情
8-1-2 白のブラウスの黒ずみ
 ポリエステル加工糸100%の白のブラウスは会社の制服として多く着用されている。
制服は着用・洗濯の頻度が高いので着用や洗濯中に細かな汚れの粒子などを繊維が吸着して黒ずんでくる。ある日他人が着ている新しいブラウスと較べて、自分のブラウスがかなり黒ずんでいることに気づき苦情を申し出られたことがあった。
  ポリエステルの黒ずみの問題は、我が国でポリエステルの商業生産が始まった昭和30代から分っており、防汚加工(SR加工)が行われてきたが、この加工も洗濯を繰り返すことにより効果が次第に弱くなるので永久的なものではない。
白ブラウスは着用・洗濯を繰り返すと黒ずみが目立ちやすいので、制服には白より色物の生地を採用する方が無難てある。
8-1-3  白のブラウスの酸化防止剤(BHT)による黄変
 ポリエステル加工糸編物の白ブラウスを倉庫に保管していたところ、ブラウスに鮮やか黄色のしみができたことがあった。
この黄色いしみはブラウス地の仕上げ加工で用いられ酸化防止剤(BHT)配合の仕上げ加工剤と大気中の酸化窒素ガス(NOx)反応して生じたものである。
この黄色いしみを除去するため日光に当てたりんご酸をつけたりして消失させたことがあある。
 なおこの問題はポリエステルに限ったものではなく、他の繊維の場合でもBHTが存在すれば起きる可能性がある。
  BHTは仕上げ加工剤ばかりではなくプラスチック包装材やミシン糸の油剤などにも含有されており、昇華して白の衣料に付着すると黄色いしみの原因となる。
従って衣服用の包装材などにはBHTが含まれていないものを使用することが必要である。
最近はBHTに替わり他の酸化防止剤が使用されれるようになってきた。

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