繊維特性に起因する苦情から-41

有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
  10 アクリル繊維の特製に係わる品質苦情
  
 10-2 モール糸に関する苦情
 10-2-2    モール糸の花糸の脱落
  花糸は芯糸と押さえ糸によって把持されたいるが、着用中に花糸が一か所
でも抜け始めると芯糸と押さえ糸の花糸を把持する力が弱まり次々と花糸脱落
して、その部分の布地は透けて見えるようになる。
これを解決するためには低融点(110~120℃)のナイロン繊維が接着剤の役目として花糸に少量混用される。
熱処理することによって低融点の繊維が溶融し、周りの繊維は接着されるので、花糸の脱落が防止できる。
しかし、風合いが硬くなるので、低融点の繊維混用は最小限にすべきである。
 直輸入の衣料品の中には風合いを重視するため、低融点の繊維を使用していないものが多く、花糸の脱落に関する苦情がでる。
低融点繊維が使用されているかどうかは実体顕微鏡で容易に観察することができる

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