有限責任中間法人 日本繊維技術士センターの
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
顧問 松尾 繁 氏が執筆されました。
【繊維特性に起因する苦情から】
の内容を松尾繁氏のご了解を得まして記載させいいただきます。
内容は生地の種類別に記載されていまして、『綿』、『麻・毛・絹』
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
、『再生繊維・アセテート・ポリエステル』、『ナイロン・アクリル』
と四つに分かれています。
きっと皆さんにとって参考になることと確信しまして松尾氏にご無理を
お願いしまして記載させていただくことになりました。
お願いしまして記載させていただくことになりました。
このブログにて改めて感謝の意を表します。
11 ポリウレタン繊維の特性に係わる品質苦情
11-2 スパッツの汗による劣化
着用中に摩擦された部分のポリウレタン糸が細かく切断し伸縮性がなくな
ったスパッツの例がある。
スパッツは着用中に出た酸性の汗やアルカリ性の汗を多く吸収して伸縮や
摩擦作用を受けたために、特にポリウレタンの加水分解が加速されて劣化が
進んだ例である。
摩擦作用を受けたために、特にポリウレタンの加水分解が加速されて劣化が
進んだ例である。
11-3 熱収縮による苦情
ポリウレタンは耐熱温度が低いのでアイロンがけする場合は当て布して
120度以下の低温で行う。
わずかな収縮であっても伸長抵抗力(伸びやすさ)が変ったとか風合いが
変わったといわれる。
また織編糸の間で伸長差ができて生地の表面に波打ちが生じることがある。
タンブラー乾燥機を安全な温度に設定していても蓄熱によって部分的に
高温になり寸法変化が生じることがあるので、
乾燥機の設定温度だけではなく製品にかかる実際の温度にも注意する必要がある。
120度以下の低温で行う。
わずかな収縮であっても伸長抵抗力(伸びやすさ)が変ったとか風合いが
変わったといわれる。
また織編糸の間で伸長差ができて生地の表面に波打ちが生じることがある。
タンブラー乾燥機を安全な温度に設定していても蓄熱によって部分的に
高温になり寸法変化が生じることがあるので、
乾燥機の設定温度だけではなく製品にかかる実際の温度にも注意する必要がある。
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